2010年5月14日金曜日

小さきころのものは,より小さい!

何年か前,実家に帰省した際,小学校時代に住んでいた住宅に行った。それは,町から少し外れた場所で,道沿いの小高い所から,少し海側に下ったところにあった。住宅に入るには,後にも先にもこの坂道を通らなければならない。小さいころは,この坂道がとても急だったような気がした。しかし,実際に通ってみると,昔の印象よりもずっと小さく,短かった。こんなに短かったっけと,不思議に思ったぐらいである。私たち家族が住んでいたのは,その道のつきあたりにあった。30年も前のことだったので,もしかするともうなくなったのではないかと思ったが,あるにはあった。しかし,やはり相当に痛んでいた。また,大きさもイメージしていたものの,半分くらいの大きさで,なにより増築した部分は,軒先から作ったため,高さがとても低い感じがした。こんなところに住んでいたんだと,思った。抱いていた記憶とは,小さい家を見ていると,何だか自分も大分年を取ったのだなと感じた。

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