2011年3月10日木曜日

情けは人のためならず

自転車に乗るようになって,無駄遣いが減った。理由はいろいろあるが,最大の原因は,鞄を持って店に入らなければならず,面倒であると同時に,他の人がいる手前恥ずかしいからである。しかし,このことは,経済的にはとても好都合である。一石二鳥とは,このことを言うのかもしれない。話は変わるが,わたしたち消費者は,価格に敏感になりすぎていると思う。同じ商品を買うのに,高いものと安いものどちらを買うかと聞かれると,迷わず安いものと思う。しかし,その金額の差は,それほどではない。最近は,インターネットショッピングがもてはやされ,より安いものを追い求める傾向があるが,その行き着く先には,地元のお店がなくなっていくということにつながる。もう少し先を考えると,ネットショップで,いい洋服を買ったとする。そして,その服を着て,街に行ったとする。しかし,街は,見事にシャッター通りで,せっかく洋服を買ったのに,人も店も全くなく,つまらなかったということになるかもしれない。これは,私が考えた世界であるが,近い将来それと同じようなことが起こると思う。私達は,地元にある店をもっと大事にしなければならない。価格だけで商品を買っていると,そのうち大きなしっぺ返しが自分に降り掛かってくる。だから,少しぐらい価格が高くても,それはその店を守っていくと同時に,自分たちの生活を守るものと考えて,消費行動をする必要があるのではないかと思う。