2023年12月3日日曜日

Scratch→Inkspace→Scratch

 Scratchでソフトを作成している。その際、避けて通れないのは、画像の作成である。簡単な画像はコスチュームで作成できるものの、凝った画像を作成するとなると、それなりの画像処理ソフトが必要である。Scratchで利用できる画像形式は、PNGとSVGである。PNGは、JPEGと同じように、ドットで構成されている画像形式である。JPEGと比べると、透過処理ができ文書作成やHTML等にそのまま貼り付けられるので、これからはこちらの方が主流となっていくと思われる。さて、もう一つのSVGであるが、これは線角で描かれた画像で、拡大や縮小しても画像の細かさが変化しないという点で優れている。簡単に言うと、定規やコンパス等を利用して書かれた画像と言えると思う。線角データといえば、私の場合ジャストシステムの花子が頭に浮かんだ。それで、花子を使ってSVGデータを作成し、スクラッチでそのデータを読み込んでみた。しかし、同じSVGデータであるにもかかわらず、花子で作成したものはそのほとんどが読み込みに失敗した。それで、SVGデータが作成できるものはないか探した所、Inkspaceという無料ソフトが見つかった。実はこのソフト、以前Macで使用したことがある。ただ、処理がとても重く、一つのことをするだけでもカクついて使い物にならなかった。おまけに、機能が分かりづらく、結局使わなくなってしまった。Windowsパソコンなら性能もそこそこあるしいけるのではと思い、インストールして使ってみた。で、使用感はと言うと、以前と変わらず重いし、使いづらいものだった。結局、イラスト専用のソフトを買わなければらないのかなと思っていた所、YouTubeで探していたら、偶然にもスクラッチでイラストを作っている人を見つけた。作り方を見ていると、昆虫などの簡単なイラストであれば、作成できることが分かった。それで、見様見真似で、ネットから画像をダウンロードして、それを曲線や塗りつぶしなどを使って、絵を描いていった。すると、なんとかそれなりの画像を描くことができた。1つの絵を完成させるまでに、約3〜4時間。今後、いくつかの絵を描くと考えると、途方のない時間が必要になるが、とりあえず画像が作成できることが分かって、ひとまず安心した。(右が元画像、左が作成した画像です。)