2017年4月9日日曜日

パイン工場と東亜観光ホテル

ふいにドローンを使った故郷の徳之島の動画が見たくなり,探していたら、なんといくつかアップされていた。南海にある小さな島なのだが、最新の機械を取り入れている人がいることにびっくりさせられた。そうした動画をいくつか見ていくと,パイン園の動画がアップされていた。そう言えば,小さい頃,山という地区を中心に,パイン畑があったなとかすかな記憶が蘇ってきた。ただ,徳之島にパイン工場があったとは知らなかった。その後,パイン園と併用するように,徳之島ヘルスセンターという娯楽施設がつくられたらしい。名前からすると,健康センターのような感じがするが,そこは宿泊施設やボーリング場,カラオケ,小さい子供が乗る乗り物など,娯楽施設が備えられていた。その後,そのヘルスセンターに併設する形で,東亜観光ホテルが設立された。総工費8億円,当時の価格なので,今に換算するととんでもないお金をかけて,近代的なホテルが建設された。当時,アメリカから奄美群島が返還されて間もない頃で,旅行会社の働きかけもあって,新婚旅行ブームが起き,徳之島にもたくさんの観光客が来ていたということであった。このホテルは,三階建ての近代的なモダンな建築で,近くにあるビーチと合わせて,観光客にとても好評だったそうだ。私も,家族といっしょに,何度かこのビーチに行ったことがある。そこには,綺麗なシャワー施設が完備されていて,何だこのきれいなシャワー室はと疑問に思ったことがある。その東亜観光ホテルは,その後買収されて,ニューオータニという名前に変わったが,確か私が中学校の頃には,閉鎖されたしまったと思う。パイン工場や東亜観光ホテルの動画を見ながら,今から40年前,徳之島は輝いていたのだなと感じさせられてしまった。


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