2012年8月24日金曜日

父の話 02

もう何年も前だったが,両親につれられて,山に登った。山と言ってもそれほど高くなく,せいぜい標高100〜200m程だと思う。しかし,そんな低い山でも,私にとっては結構しんどく,登っていると,はあはあと息が切れた。山頂に着くと,見晴らしがよく,そこからは天城の町やその向こうの東シナ海が見渡せた。父が言うには,その場所は,大和城という所だそうだ。また,そこには,戦時中に作られた小さな基地のようなものがあった。戦時中そこには機関銃が付けられていて,そこから米軍の飛行機を撃ったそうだ。中には,命中したものもあり,弾が当たった飛行機は,海に墜落していったそうだ。私の故郷は,小さな町だが,そんな町にもまだ戦争の爪痕がまだ残っているのだなと感じた。
 
大和城に関する資料

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