2010年9月20日月曜日

砂時計について

若い時分は,SF好きというのもあって,スターウォーズやブレードランナーなどの洋画がすきだった。宇宙が自分の身近にあって,近い将来本当にそんなことが実現できると思っていたからである。しかし,この年になると,自分の置かれている状況を把握できるようになったのか,宇宙は果てしなく遠く感じる。それで,洋画からは,とんと離れてしまった。(といっても,この前は,アバターはみたが・・・。)最近は,日本映画を見ることが多くなった。一昨日,休みだったこともあり,砂時計をみた。日本映画は,情緒的な物を大切にするあまり,淡々と物語が進行する時がある。そうした雰囲気に慣れていればいいのだが,そうでない場合は単調さに飽きてしまう。この映画も,そうした雰囲気がぷんぷんした。しかし,なぜ最後まで見られたのかというと,若い人たちの持つなんだか甘い雰囲気がなんだか心を打つたからである。何となく見始めた映画だったが,見るにつれて物語に引き込まれていって,最後は涙がぼろぼろとこぼれてしまった。そして,映画を見終わった後は,心がすっきりしてとてもいい気持ちになった。青春映画と言えば,若い人というイメージがあるが,私と同じ年代,特に男の人に見てほしいなと思った。

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