2019年10月19日土曜日

粉瘤手術 01

9月になってきてから,左脇腹にある粉瘤が痛み出した。粉瘤とは,なんらかの理由で体内に袋ができ,その中に垢や体内分泌物が溜まり,その部分が膨らむ病気である。実は,30代の時も右脇腹に粉瘤ができた。それは,1~2cmほどの小さな物だった。粉瘤を見た医者が,手術で取れますよと軽い感じで言ってきた。私も違和感があったので,取ってほしいと二つ返事で答えた。そして,手術の日がやってきた。最初は,楽な気持ちで病院に入ったのであるが,手術台の上に乗せられると,変な緊張感が湧いてきた。それから,手術が始まった。粉瘤自体は小さかったにもかかわらず,部分麻酔で行ったためすこぶる痛かった。その時,この粉瘤に対するトラウマが生まれた。その経験が,今回の手術を悪化させた。違和感はあるものの,痛みはなかったので,そのまま放置していた。すると,だんだん大きくなり,6~7cmほどになった。違和感が膨らむとともに,痛みも加わった。そのせいか分からないが,熱も出てきた。これは,手術しなければならないなと思い,徳州会病院に行った。その日は休日だったこともあり,研修医らしい人が診察をした。「粉瘤ですね。水曜日に取るように外科に予約を入れておきましょう。」と言って,その日はそれで帰宅した。しかし,痛みは相変わらずで,熱も出たり出なかったりした。それから数日,痛みと熱を我慢しながら仕事に行った。そして,水曜日を迎えた。今日でこの痛みともさよならできると思い,診察室に入った。担当医(執刀医)は,私の粉瘤を見て,「これは大きすぎるので,今日は手術できないよ。後日,また日を改めて手術しよう。」と言った。その日,手術をすると言って仕事を休んできた手前,私もそのままでは引き下がれなかった。また,痛みもピークに達していた。何度か,担当医に,「今日,できませんか。」とお願いしたが,大きさが大きさだけに,それはできないとのことだった。また,申し訳なさそうに断っている姿が伝わってきて,結局土曜日に手術をすることを確認して,帰宅することにした。しかし,痛みはますます強くなり,熱も断続的に上がったり下がったりした。続く・・・

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