2014年3月15日土曜日

思い出のカメラなおします

NHKの目撃!日本列島「思い出のカメラなおします」という番組を見た。物語の舞台は,青森にある小さなカメラ店だった。店の風体は,お世辞にも繁盛しているという感じではなかった。その店には,他の店で修理ができないと言われたカメラが送られてくるそうである。中には,歯車やシャッター幕が壊れている物もあるが,そうした物も自分で作り,修理するということだった。修理を終えたカメラは,持ち主の所に返されるのであるが,もう何十年もたっている古いカメラなのに,持ち主が受け取った時,とてもうれしそうな顔をしていたのが印象的だった。また,ある中年の男性が修理したカメラは,父の形見だったそうだ。番組の中で,その人が,「父からもらった物は,これしかない。でも,これだけで十分だ。」と言った言葉がとても印象的だった。古いカメラに家族のいろいろな思いが込められていること,そして思い出の詰まっているカメラを直そうとするカメラ店の人の思い,いろいろな人の思いが感じられほろっとしてしまった。

目撃!日本列島「思い出のカメラなおします」
 

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