この前、実家に帰省した。なんの話だったのか忘れたが、父の初任給の話になり、15000円だったということを聞いた。物価が安い時代なのでそうなんだとしか思わなかったが、後で考えると物価がそれ程までに上昇したことに驚かされた。現在、初任給が17万程度なので、約11倍となる。と考えると、その当時から11倍物価が上昇したことになる。父が働き出した頃は昭和30年頃なので、1955年と考えると今から約70年前になる。70年間の間に、物価が11倍上昇した計算になる。一時期、国の借金が莫大に膨れ上がっているということで、消費税が8〜10%に上げられたが、それにはこの物価上昇分は含まれていない。物価上昇分を差し引けば、借金は当然のことながら目減りしていく。70年前に1000万円借金したとすると、現在物価が11倍上昇しているので、100万円の借金となる。つまり、一桁目減りしている。今、アメリカに追従する形で、物価が上昇しつつある。物価が上昇すると、借金は目減りしていく。国の借金が肥大化した今、この物価上昇は国としてはいい流れになっている。もしかすると、それが目的で給料を上げ、お金の価値を低くしているような気もする。もちろん、みなさんがしている貯金もそれによって実質的に目減りしていることを知る必要があるかもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿