2024年2月11日日曜日

Scratchは、子供が使うソフト?

私は、Scratchというソフトを使って、アプリを作っている。スクラッチは、解像度が横480ドット、縦360ドットしかない。昔のブラウン管テレビでも640×480なので、基本ドットが目立つ仕様になっている。その画像の荒さから、プログラム言語として使用している人が少ない感じがする。実際、私もそうだった。ただ、それ以外の面では、非常に優れたソフトである。まず、小学生でも使えるように、プログラムがブロックで作成できるようになっている。コードではなく、目で見てプログラムが組めるので、より直感的に使用できる。プログラムは、それでも組むのは難しいのであるが・・・。また、スプライトと呼ばれる画像にいろいろな命令を入れることで、絵を動かしたり、変形させたりすることができる。プログラムも、スプライトごとに命令を入れていくので、動きを確認しながら作成することができる。このひとまとまりごとに作成するプログラムのことをオブジェクト指向といい、最近ではオブジェクト指向型のプログラムが主流となっている。そういう意味では、Scratchは時代のニーズに合わせたプログラミング言語ということができる。加えて、拡張機能として、ペンで絵を描いたり、曲を作ったり、内蔵カメラを使ってゲームも作成することもできる。この拡張機能、普通に命令として載せておけばいいと思われがちであるが、拡張機能として別画面にまとめることで、通常使用できる命令が画面に溢れることなく、使いたいものが簡単に使用できるようになっている所が、素晴らしいと思う。初心者にとって、機能がいっぱいありすぎると、何から手をつけていけばいいのか分からなくなるからである。また、冒頭から解像度の問題があると言っていたのであるが、解像度が低いとデータ量が小さくなり、ネット上でも簡単に閲覧することができる。加えて、解像度が低いのは、JPEGやPNGデータだけで、SVGにすると拡大・縮小しても見栄えを変えずに綺麗に表示することができる。ソフトとして、見た目にこだわりたいのであれば、SVGでデータを作成すればそれなりのものができる。一般的に、Scratchは、子供が使うソフトと考えられがちだが、機能面といい、ソフトの作りやすさといい、工夫をすればかなりこったプログラミングを組むことができると思う。

席替えソフト(Scratchで作成) 

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