文科省の打ち立てたギガスクール構想によって,学校現場は大変革を求められている。その流れに沿って,ChromebookやiPadなどの端末が児童一人一人に支給され,ロイロノート,Googleclassroom,ジャストドリルなどのソフトが使えるようになった。導入されたのはいいが,教師自身がソフトの使い方にまだ慣れていないので,現場は大変な状態になっている。私は,パソコンの扱いに関してある程度の自負を持っていたのだが,難しいなと感じる場面が多々ある。ただ,若い世代の先生たちは,使い方をすぐに覚え対応している姿を見ていると,自分も歳をとったのだなとしみじみと感じてしまう。夏休みに入ってすぐ,校内でロイロノートの研修があった。ソフト自身に関しては,写真を載せたいときはカメラ,文字を書きたいときはカード,データを引用したいときはファイルと,アイコンを見れば分かるのだが,問題は教師のパソコンと児童のパソコンを連携させる方法だった。それで,研修が終わった後,パソコン間の連携について調べていった。色々な情報が出ていて,どれがそれに該当するのが分かりづらかったが,校内研修で連携の仕方をしたことを断片的に覚えていたので,それをネット上の情報と関連づけることで,ある程度理解することができた。それは,教師パソコン(ホスト)で授業を作成すると,その際にコードが作成される。児童側のパソコンでは,受けたい授業を選択するとコード入力画面が出てきて,先ほどのコードを入力するとパソコン間で通信できるようになる。これは,Googleclassroomでも同じで,ホスト側が作成したコードを生徒用パソコンで入力すると,パソコン上で同期できるようになるようである。 つまり,コードがパソコン間通信の鍵の役目をしていることが分かった。こんな簡単な仕組みなのだが,それが分からないと先に進めない。しかも,それが授業を行うための最初の段階で行わなければならないのである。ギガスクールと叫ばれているが,それを推し進めるには,その仕組みを知っている専門家が必要だなと感じてしまった。
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