2021年9月20日月曜日

解像度とアスペクト比

何かの拍子に,パソコンの画面を大画面テレビやプロジェクターで表示したい場面がある。最近は,HDMI端子がほとんどの電化製品についていて,パソコンと表示したい機器につなぐだけで表示させることはできる。しかし,この際考えなければならいことは,解像度とアスペクト比である。解像度は,画面を構成しているドットの数で,1024×768などや4Kでは,3840×2160となっている。また,アスペクト比とは,画面の横と縦の比率のことで,昔のテレビは3対2,現在のテレビは16対9となっている。コンピュータの場合はディスプレーの形状に左右され,3対2や4対3,16対9等,様々なアスペクト比で構成されている。携帯もパソコン同様,様々な物が出てきている。さて,ここで問題なのは,機器を接続する場合解像度とアスペクト比が異なることで,表示される領域が変わってくることである。例えば,パソコンと大型テレビを接続すると,パソコン側の画面が変化し,表示される面積が狭くなり,上下或いは左右に黒い帯状のものが表示されてしまう。これは,表示する画面(ここでは大型テレビ)の解像度とアスペクト比に統一されることで,こうした症状が起こってしまう。プロジェクターの場合も同様,解像度やアスペクト比はプロジェクター側の方に統一されてしまう。そのため,パソコン画面が狭くなったり,上下・左右に表示されない部分が出てきたりする。私も,当初どうしてこのようなことが起こるか分からなかった。そして,どちらの機器の解像度やアスペクト比に統一されるか分からなかったが,色々と経験していくとその仕組みについて分かるようになった。ブラウン管の時代だと解像度やアスペクト比は統一されていた。というか,コスト的にそれ以外の物を作ることが難しかったが,液晶の時代を迎え,ハイビジョン,2K,4K,湾曲画面等,様々なディスプレーが登場すると,こうした問題が出てきた。こうした問題を解決するには1つの規格に統一すべきなのだが,現在は過渡期にあるので,規格が統一されず問題が起こっている。個人的には,4Kで16対9に落ち着いていくのだろうが,規格が統一されるまではしばらくこの状態が続いていくと思う。

追伸 

そうそう,最近8Kのテレビやスマホでの撮影などが出てきているが,もしかするとこの状態は永遠と続いていくのかもしれない。

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