2019年5月25日土曜日

小さなお風呂

ここに引っ越しをしてきてから,1年がたつ。私の住む家は,教職員住宅で,どこにでもある一般的な住宅である。築年数が経っていることもあり,家賃はすこぶる安い。家自体は小さいものの,妻と二人で住むにはちょうどいい大きさである。初めて見たときは,中々いけるじゃんと思ったほどだった。しかし,風呂だけは昔の追い焚き式で,浴槽が1m20cmほどしかなく,ここだけは変えて欲しいなと感じた。加えて,追い焚き式にも関わらず,機械が壊れていて,追い焚きはできないことになっていた。では,湯はどこから入れるのかというと,浴槽の横に温水と水道の蛇口が合わさったものが付いていて,温水は外にある湯沸かし器から取り入れる仕組みになっていた。当初,この風呂釜をどうにかしないとなと思った。しかし,当然のことながら風呂はほぼ毎日入るものである。小さいとは感じらながらも,使用し続けていた。すると,この風呂釜の印象が変化してきた。それは,風呂釜が小さいので,水が直ぐに溜まることである。特に,冬は寒いので,お湯を入れて直ぐに浴槽に入れるのはありがたいことである。加えて,毎日風呂を洗っていると,浴槽がだんだんピカピカになってきて,すこぶる居心地が良くなってきた。風呂釜を買い換える案は削除し,今後は壊れている追い焚きの湯沸かし器を直そうかなと考えている次第である。テレビのビフォーアフターでは,敬遠されている小さなお風呂ではあるが,これはこれでいいのかもしれないと思う今日この頃である。

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