2014年9月23日火曜日

沖縄旅行02

2日目,朝起きると, 周りの世界が変わっている感じがした。朝食は,バイキングで,ご飯,味噌汁,ハム,ベーコン,サラダ等々,いろいろな食材が並んでいた。その中から好きな物を選んでいった。いつもとは異なる場所,そして豪華な食事,何のことは無いいつもの日常なのだが,幸せな気持ちになった。食事をした後は,支度を終え,最初の目的地の 平和記念資料館に向かった。平和記念資料館は,那覇と同じ南部にあるため,30〜40分程で到着した。そこには, 赤瓦作りの大きな建物があった。その中に,沖縄戦での様子が展示してあった。平和記念資料館は,父のたつての希望であった。昭和11年生まれの父は,小学校の時に戦争を体験している。そのため,戦争に対してひときわ関心が高いのだ。建物の中に入ると,展示物を見ていった。中は,時代ごとに並べられていて,展示物を見ていくと時代の変遷が分かるという工夫がなされていた。その中には,目を背けたくなる物も含まれていた。所詮,人も動物。人間の持つ残忍性が垣間見えたような気がした。展示物を見て,建物を出ると,昼をまわっていたので食事を取ることにした。食事は,同じ南部にあるcafeやぶさちで取ることにした。そこは,人家もまばらなへんぴな所だったが,どこから情報を得たのか観光客がたくさん来ていた。そのため,食事をするにも1時間程待たなければならなかった。手持ち無沙汰で店の周りを歩いていると,海が一望できる処があった。その店は,崖の上に立っていて,そこから見える景色は,まさに絶景だった。「なるほど,ここが人気なのは,この景色にもあるのだな。」と一人で勝手に考想像して喜んでいた。しばらくすると,順番がきたので,食事をするために店に入った。私は,スパゲティを注文した。味もよく,マリンブルーの海を見ての食事は,リゾート気分を満喫するのに充分だった。息子は,オムライスを食べたのだが,「これまで食べた中で一番美味しかった。」と豪語する程だった。食事を終え,一服した所で,次の目的地沖縄ワールドへと向かった。そこには,琉球舞踊を見せてくれる所と玉泉洞という鍾乳洞があった。食事に時間がかかったためか,沖縄ワールドについた時間は,午後3時半をとうにまわっていた。琉球舞踊ショーの時間が差し迫っていたため, それから見ることにした。ベンチに座って待っていると,いよいよショーが始まった。最初,6〜7人の踊り手が出てきて,エイサーを踊った。女性の中に,男性が一人。知っている人もいるかもしれないが,普通エイサーは男性が踊る踊りである。当初,この構成に,いささか面食らってしまった。当初は,この程度かと感じた程である。しかし,踊り手の一生懸命踊る様を見ていると,その気迫と熱気にだんだん圧倒されてきた。ひたむきに踊る様を見ていると,なんだか涙がこぼれてきた。 と同時に,この程度かと思った自分が恥ずかしくなってきた。美ら海水族館,cafeやぶさち,沖縄には素晴らしい自然があるが,それにも負けて劣らない人の力を感じさせてもらった。その後,時間も差し迫ってきたので,玉泉洞に行くことにした。鍾乳洞の中に入ると,少しひんやりとしていた。いろいろな形の鍾乳石があり,代表的な物には名前がつけられていた。しかし,せっかくの自然の産物に人が勝手に名前をつけたので,何だか違和感を感じてしまった。途中,川が流れている所や鍾乳石が歩道にまで張り出している所もあり,それはそれで楽しかった。また,すぐに歩き終わると思っていた道は,想像以上に長く,鍾乳洞を満喫するには充分であった。結局,鍾乳洞を出る頃には,閉園時間も差しかかった頃であった。日も少し傾きかけてきたということで,ホテルへの帰路につくことにした。こうして沖縄旅行2日目が終わった。

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