2013年1月4日金曜日

音楽番組を見て思う!

年を越すにあたり,いろいろな音楽番組が放送された。ほとんどが特番で,2〜3時間に渡って放送されていた。ミュージックステーション,レコード大賞,紅白と,この1週間ほど音楽三昧であった。面白いことに,これらの報道を見て,ネット上の音楽サイトのランキングを見ていると,前日のテレビに出ていたアーティストが上位に入っている場合が多かった。ちなみに,みなさんは,今年の紅白でよかったなと思ったアーティストは誰だっただろう。私は,MISIA,絢香,ポルノグラフティ,いきものがかりだった。それで,次の日,ネットのランキングを見ると,いきなり順位を上げていた。特に,MISIAに至っては,かなりランクを上げていた。この年末で,音楽業界(アーティスト)は,巨万の富を得たと思われる。さて,このことから考えると,これからはメディアの時代だと捉えることができる。私が知る限り,ネットには大きく3つの音楽サイトが存在する。一つは,アップルが提供しているiTunes。2つ目は,SONYが提供しているmora。そして,レコード会社が作ったレコチョク。それぞれに,提供されている曲が違っているが,外国のメディアということもあり,iTunesには提供されていないアーティストも多い(最近では,SONY系のミュージシャンが提供されるようになった)。moraとレコチョクは,比較的楽曲も多く,多くのアーティストが参加している。レコチョクは,レコード会社直営であることもあり,参加しているアーティストが一番多いような気がする。しかし,このレコチョクでさえ,提供されていないアーティストがいる。それは,ジャニーズだ。事務所の方針がCD販売に重点が置かれているのか,ネットでの音楽を買うことができない。ただ,この事務所もいずれは,この流れに逆らうことはできなくなるだろう。これらのことから考えると,これからの音楽業界の流れは,いかにメディアを自分のところに囲い込むことができるかが,キーとなってくる。そして,より多くのメディアを取り込んだところが勝者となる。幕末に,薩摩と長州を手を組ませたのが坂本龍馬であるが,これからはメディアを一つにまとめる人材を育成することが最重要課題である。

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