2012年6月4日月曜日
どっこいSONYは生きている!
昨年の統計では,SONYが大幅赤字だそうだ。その額も大きく,一千億円単位だと言う。あまりにも巨大すぎて,想像するのが難しい程だ。それで,雑誌には,SONYの凋落などと言うタイトルがつけられている。内容を読むと,SONYの失敗の原因について,メディア戦略と,分社化が上げられている。分社化については,確かにそうかなと思う節もあるが,メディア戦略に関しては,間違いだと思う。ソニーは,ソフトを充実するために,ハリウッドの映画会社の買収やアーティストの育成に努めてきた。そのため,今日本で売れているアーティストの多くは,ソニー関連の会社から出ている。そして,これらメディアから得られる利益は,ソニーのドル箱となっていくと思う。大量生産されるハードは,価格が下がり,そこから得られる金額は,だんだん小さくなっている。先日,YAMADAに行ったら,32型の液晶テレビが5万円を切っていた。そこから,原材料や配送料を取り去ると,家電メーカーの利益はいったいいくらぐらいになるのだろうと思うと,想像するのが恐ろしいぐらいだ。また,テレビは,消耗品ではない。一度購入すると,10年は持つ。小さな利益を得るために,家電メーカーや量販店はかなりな体力を消耗しながら,売り続けているのである。これからは,ソフトの時代である。映画を作成したり,新人アーティストを育成することによって,そこから莫大な資金が得ることができる。今,スマートフォンでは,大量に映画や音楽がダウンロードされている,そしてその莫大な利益は,SONYに入っていっているのである。SONYの凋落!いやいや,どっこいSONYは十分生きていると私は思う。
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