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2012年3月3日土曜日
デジタルカメラよどこへいく!
自然界に,食物連鎖による種の淘汰があるように,家電界にも,新製品の登場による,消えた家電がたくさん存在する。例えば,Bata video,LaserDisc,MDplayer等だ。最近ではVHSvideoまでが,消滅しつつある。これらの商品を考えると,白物家電ではなく,media関係の製品が多いことが分かる。確かに,白物家電は,その機能が生かせれば良いわけであり,製品は変わるものの無くなることはない。それに変わって,media関連の製品は,利便性が大きな大きなファクターを持っているので,便利な製品が出ると,その製品に取って代わる性質をはらんでいる。その良い例が,playerである。レコードに始まり,ラジカセ,CDが,最近はネットを利用したipodやwalkmanなどのmediaplayerなどの製品に置き換わりつつある。その変遷を見ると,まさに利便性と比例するかのように,playerが変遷していることが分かる。このように変遷してきた家電であるが,では次は何が無くなるだろうと考えた所,私はデジカメがその最有力候補だと思う。ご存知の通り,ここ数年のデジカメの進歩は目覚ましい。最近では,顔認識やパノラマ撮影なども簡単に撮れるようになった。技術進歩の激しいデジカメが,何に変わるのかというと,それはスマートフォンである。今やスマートフォンは,小さなコンピューターである。デジカメは,いろいろな機能がついているが,基本的にはカメラ+ビデオ機能がメインである。それに加えて,スマートフォンは,カメラのみならず,電話,インターネット,テレビ,あげくの果てには電子マネーまで使える万能選手である。また,スマートフォンのアプリには,カメラで撮った画像をいろいろ加工してくれるものもある。ポラロイド風にしたり,70年代のオールドカメラで撮ったような画像にしてくれたり,画像をいろいろと加工してくれる。最近では,instagramやBasicCameraのように,撮った画像をネット上のサーバーに保存してくれるものまである。つまり,利便性から考えると,スマートフォンは,デジタルカメラを凌駕してしまったのだ。加えて,以前は画素が悪かったものの,最近は1000万画素オーバーのものも出てきて,画質に関してもデジタルカメラに肉薄しつつある(ただ,画素が小さいために,明暗差が激しい場面では,白飛びしてしまったり,全体が暗くなってしまう場合が多々ある)。できれば,日本のお家芸であるデジタルカメラがこのまま残り続けてほしいが,それを時代が許すかは,時間の問題のような気がしてならない。
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