一昨年、カメラメーカーのニコンが、経営不振に喘いでいるという記事を読んだ。日本を代表するニコンも、携帯電話の普及に伴い、売り上げが落ちていることに驚かされた。その後、経営が苦しいと思われたニコンだが、業務用のビデオカメラメーカーのREDを買収したというニュースが飛び込んできた。その時は、この時代になぜREDなのだろうかと疑問に感じた。しかし、これはニコン復活の伏線だったように思う。その後、ニコンはZ9、Z8、Z6IIIと立て続けに、製品を投入している。どちらも、40万オーバーと、私には手が届かない機種であるが、その中のZ6IIIには、このREDの技術が採用されている。デジカメと言われて久しいが、最近はカメラの機能に加えてビデオの機能の重要度が増している。その最先端を走るのが、SONYのα7シリーズである。素早いピント合わせや正確な露出、そして様々な録画機能を提げて、業界のリーダーとして走り続けている。このままSONYが突っ走るのではないかと思っていた矢先、REDの技術を採用したZ6IIIが登場した。このカメラには、ニコンにおいて革新的な技術がさまざま織り込まれている。素早いピント合わせ、内部Row収録、6K撮影等、動画機能がブラッシュアップされている。尚、REDの機能は、R9、R8等にも順次搭載されていくそうだ。経営不振に倦んでいたニコンが、復活の狼煙をあげ、業界のリーダーとして再君臨していくのではないかと、個人的に感じている。
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