何かの拍子に,それまで理解できなかったり,上手くできなかったりしたことが,できるようになることをブレイクスルーというらしい。私にとって,それが昨日起こった。昨日から冬休みに入り,これを機会にプログラミングについてある程度理解を深めようと,Scratchを使ってプログラミングに取り組んでみた。このScratch,これまでにも何度も挑戦してみては,諦めたソフトである。というのも,プログラムの順番を間違えたり,入力場所が違うだけで,全く動かなくなるからである。去年だったか,AmazonでScratchの本を購入し,チャレンジしようと試みたが,断念した経緯がある。それでも,プログラミング学習は進められるわけで,それに応じて私たち教師も対応していかなければならない。ある意味,それは背水の陣的な物で,必要に応じて始めたようなものだった。プログラミングを始めるとすると,普通簡単なものから始めるのが定説であるが,何を思ったのかピンボールゲームを作ろうと思った。最初は,画面上に表示させる物(ボールとそれをはね返すバー)を表示させることから始まった。これは,すぐに作ることができた。それから,ボールを動かす設定にとりかかった。これも,1学期ネコがねずみを追いかけるプログラムを作ったことから,最初はどうかなと頭をひねったが,そのうちやり方を思い出して作ることができた。それから,バーに当たるとボールが跳ね返る設定にとりかかった。ここからが,とても難しかった。何度設定してもうまく動かず,結局YouTube上に公開されている動画を何本か見ることで,何とか動くように設定することができた。ドローンの時もそうだったが,設定がうまくいかないときはYouTubeに設定の仕方が載せられており,それを見ると解決できることもある(必ずできるとは分からないが・・・)。とにかく,なんとかバーを使って,ボールを反射できるようになった。これで,ほとんど完成なのだが,最後にボールが左端に来ると,GameOverになる設定をしたかった。そうではないとエンドレスになり,ゲームとは呼べないからである。これが,また相当難しかった。というのも,画面の端は上下,左右同じである。ましては,コンピューターに左端だけを認識させるのは,至難の技であった。では,どうやって左端を認識させたかというと,左端に青い線を引き,そこに触れたかどうかを判別させることで設定することができた。作るのが難しかっただっただけに,出来上がった時の喜びはひとしおだった。その勢いをかって,その後りんごをキャッチするゲーム,車がラインに沿って動くゲーム等を作っていった。そうこうするうちに,アカウントを取得し,自分の作ったプログラムを紹介するページまで作ることができた。昨日は1日かけて,Scratchに関する色々な設定をすることができた。冒頭にも書いたが,それは自分にとってまさにブレークスルーであった。これからも,色々な機能を覚えることで,プログラム作りに邁進していきたい。
2020年12月19日土曜日
小さき頃
昔,私たち家族は,亀津に住んでいた。ただ,父や母の実家は,天城にあった。距離にして,20〜30kmほどだろうか。たまに,車に乗って父母の実家にることがよくあった。そこには,じいちゃんやばあちゃん,おじさんやおばさんがいて,そこに寝泊まりするのが定番だった。父方のじいちゃんの家は,天井がむき出しになっていたので,梁に乗って落ちないようにつかまったり,四つん這いになって移動したりしていた。梁といっても,子どもからすると,結構高く,結構な緊張感があったような気がする。母方のおじさんの家では,お盆の時に贈り物の抽選会があって,そこでくじをするのがとてもうれしかった。親戚づきあいの多い島なので,様々なお中元が送られてきていた。中でも,私たち兄弟のお気に入りは,色々な果物の入った缶詰だった。抽選会でそれが当たった時は,両手を上げて大喜びしたものだ。兄弟が多いため,みんなで分け合って食べなければならず苦労することもあったが,そのときの我慢する心は今でも生きているような気がする。車で帰宅するとき,ガードレールに付けられている丸い反射板をよく数えていた。それが,いくつだと分かったとしても意味のないことだが,その時私たち兄弟にとってそれはとても大切な感じがした。しかし,大抵は夜遅く帰るので,数え始めはいいがそのうち眠くなり,家に帰り着く頃は寝てしまうのがつねだった。ある時は,今日こそは眠らないぞと思って粘っているのだが,いつのまにか眠ってしまっていた。それで,反射板の数はついぞわからずじまいだった。そんな,記憶も良い思い出として残っている。
2020年12月5日土曜日
喫茶店を探して!
天城町には,喫茶店がない。もしかすると,あるかもしれないがまだ見つけられていない。それで,コーヒーを飲むには,定食屋かファミレスに行って飲むことになる。わたしは,元来コーヒー好きで,コーヒーさえあればそれでいいぐらいである。最近の週末の過ごし方は,ジョイフルに行って定食を頼んだ後,ドリンクチケットを出しコーヒを何杯か飲む。その間,仕事をしたり,ネットをしたりして過ごす。鹿児島にいた時も,週末はスタバに行き,コーヒー1杯で1〜2時間粘り,ネットサーフィンをしたりしていた。店で,パソコンなんてちょっとかっこつけしいと思うかもしれないが,むろんそうした気持ちが少しもないわけではない。どうかすると,半分ぐらいはそんな気持ちがあるのかもしれない・・・。3年ほど前になるだろうか,息子に会いに東京に行った。いろいろなものを見て影響を受けたのだが,銀座スタバに入った時,パソコンを開けて仕事をしたり,ネットを見ている人たちがいて,カルチャーショックを受けた。それで,そうしたスタイルを島でもしたい,いや広げたいと思い,行動している。もちろん,その時にコーヒーは必須である。コーヒーを口に入れると,独特の味と苦味に科学反応し,至楽の世界へ連れて行ってくれる。そうした時間は,普段何気なく過ごしている時間とは,明らかに違うような気がする。今はジョイフルで過ごしているが,そのうち気に入った喫茶店ができたら,そこで仕事をしたり,ネットを見たりして行きたい。だれか,天城町に喫茶店を作ってくれないかなあ・・・。