2020年8月2日日曜日

免許状更新講習_02

2日目,研修に行くために再度バス停に行った。2回目だったので,昨日よりは安心感があった。その日は,バス停に行く前に,用も済ませておこうと思った。それで,昨日と同じトイレに入ったのだが,そこにはペットボトルや缶の空き容器,袋などがいくつか置かれていた。トイレは,公共の施設である。誰もが利用できるために,中には心ない者がおいていったのだろう。きらびやかに見える都会も,こうしたところに鬱憤が現れるのだなと感じた。また,今はN7番線を利用しているが,ほかの場所に行くには何番線に乗ればいいのか,トイレは他にどこにあるのか調べたくなった。今回,教育センターに行くためにバスを利用したわけだが,その事が色々な事に派生して,明らかにしたいなという気持ちを起こさせてくれた。とりあえず,昨日と同じようにバスに揺られ目的地に向かった。研修センターに着くと,ほぼすぐに講義が始まった。2コマ目の講義を終えたときに,話しかけてきた子がいた。始めは,誰だろうと思ってしまった。歳をとったせいか,最近こうしたことがよくある。それを察したのか,その子が自分の名前を伝えてきた。すると,20年前に自分が教えた子だということが分かった。全校生徒100名ほどの学校で,私がまだ若かりしき頃の教え子だった。講義の合間だっただけに,あまり長くは話すことはなかったが,小学校時代のことやその後のいきさつについて話してくれた。教え子が私と同じ職業を選んでくれたこと,何より話しかけてきてくれたことが,とてもうれしかった。教師冥利につきるという言葉があるが,まさにこの瞬間だと思った。

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