最近,古い物に興味を惹かれる。大掃除をしたとき,それまで存在さえ知らなかった物が出てくることがある。それは,10年前だったり,事によると20年以上前の物だったりする。色味や形が奇をてらっていて,原色が使われていたり,形も凝っていたりする。最近は,デザイン性を考慮している製品が多い。その為,色や形においてもシンプルな物が増えている。結果,色や形は多少異なるけれど,全体的には類似した商品になってしまっている。それに反するかのように,昭和に作られた物は,それぞれに個性があり,一際輝いている物が多い。以前,実家に行った際,テーブルの上に小物入れが,置かれていた。それは,濃い色が使われていて,ステンドグラスのようだった。形も切り子のようなカットが使われていたおり,見たとたん心を引きつけられた。とてもいいデザインだったので,母親に「もらっていい。」と聞くと,「2こあるからいいよ。」と言われた。なんでも,その1つは祖母から買ってもらったものらしい。それで,1こもらって帰ってきた。これで,お気に入りがまた一つ増えたことになる。物は何も語らないが,そこにあることで,小さな幸せを感じる今日この頃である。
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