2014年1月5日日曜日

砂時計(映画),よかった!

年末に,ブルーレイレコーダーを新調した。ブルーレイレコーダーは,2,3年前に買った東芝製のものを持っていたが,機能ごとに操作を覚えていかなければならず,とても使い勝手が悪かった。加えて,500GBしかなかったために,最近では録画しているものを上書きしながら録画していた。そうしたいきさつもあり,SONYのBDZ-ET1000を買った。それでというわけではないが,レンタルショップから,言の葉の庭(新海誠監督)を借りて視聴してみた。話題の新作だったが,物語がこれから動き出すと思っていたら,その時点で終わってしまった。内容は,悪くなかっただけに,ここでかという感が拭えなかった。いささか消化不良の感があったので,これまで集めてきたDVDをもう一度見ることにした。一つは,「今,愛にゆきます」と,もう一つは「砂時計」だった。今,会いにゆきますは,10回以上見ているので,ああ,こうだったなと,昔の記憶を引き出しながら見ることができた。しかし,砂時計は,4〜5回は見たはずだったが,忘れていることも多く,物語に引き込まれていった。この物語が秀逸なところは,砂時計を中心に物語が構成されているところだ。そして,物語の要所要所に,砂時計が出てくる。もう一つは,主人公の心の動きがとても細やかに描かれている所だ。中でも,主役である杏(夏帆)と大悟(池松壮亮)の演技は,特筆に値する。青春の持つ,甘くてほろ苦い思い出を呼び戻してくれるような演技だった(といっても,私自身,それほどの恋愛をした記憶は無いのだが・・・)。まあ,私自身のことはさておいて,この映画は傑作であった。ストレスが貯まった時,心に空虚感を感じた時,この映画を見ると,心にあったわだかまりがすっと抜けると思うので,ぜひ一度視聴してみて欲しい

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