Photoshop,Flashなどのソフトを販売しているアドビ社が,ソフトのパッケージ販売をやめ,ダウンロード販売による定額販売に移行した。他にも,マイクロソフト社では,Office365という定額販売を始めている。これは,アメリカのソフト会社の話であるが,この流れは,世界的なものになると思う。これまで,ソフト会社は,機能を向上することによって,新たなバージョンを売っていた。技術が未発達な時代は,この方法は最適であった。しかし,現代は,ワードやエクセル等でできることはほとんど完成されていて,新たに加える機能がほとんどない状態である。実際,私は,10年前のOfficeを使っているが,ほとんどの作業が,このソフトで事足りている。と考えると,新たにソフトを買い替える必要がなくなる。そうなると,ソフト会社はどうやって存続していくのだろう。そこで考えたのが,定額販売という手法である。定額にすると,ソフト会社には,定期的に資金が来る。このことによって,会社を存続するだけでなく,新たな機能を付け加えるなど,ソフトの開発を続けることができる。これは,パソコンでの話であるが,やがてはこの流れは,携帯,ゲーム等のアプリにも浸透していくと考えられる。砂で作ったダムは,小さなひびをいれることで,その後ダムを破壊する程大きな崩壊につながるが,ソフト販売もそれと同じで,この小さな流れが大きな流れへと移行していくのだと思う。
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