例によって,ここ2日間YouTube三昧である。昨日は,八代亜紀の舟歌の動画を見たことをきっかけに音楽ジャンルを,今日は例のごとく車のレストアの動画を見続けている。その中に,海に何年か放置されていたエンジンを再生させる動画があった。見つけられた場所やエンジンの大きさから,多分に船に付けられていたものだと思われるが,エンジンにはたくさんのフジツボが付いていた。動画の初めを見たときには,これ治せるのと思うぐらい傷んでいた。全体がフジツボで覆われていて,かろうじてエンジンの原型が分かるような状態だった。動画には,東南アジア系の男性が写っていて,ネジを回し,部品をエンジンから引き剥がす作業を行っていた。オルタネーター,キャブ,プラグ等,色々な部品を外していくと,エンジン内部の分解に移っていった。外観は,フジツボに覆われていたが,さすがにエンジン内部には侵入していなかった。ただ,内部は油や排ガスのすすでかなり汚れていた。そこから,部品を一つ一つ外し,グラインダーで汚れている部分をこすり,灯油だと思われるもので洗浄していった。一通り各部品の洗浄が終わると,組み立てやすいようにきれいに並べていた。それを見ると,エンジンとして蘇るのではないかと感じられるようになった。それから,クランク,ピストン,そしてオルタネーター,キャブという具合に,エンジンが組み立てられていった。最後に,エンジン内に燃料を入れると,なんとフジツボだらけだったエンジンが見事に蘇った。私がレストアの動画を見続けている理由に,この瞬間が挙げられる。動かなかったものが,息を吹き返すこの瞬間がとても心を打つのだ。エンジンから白い煙が上がり,ボッ,ボッ,ボッという音を聞くと,なんとも言えない感じがする。この動画は,そこで終わっていた。その後,サビで穴だらけだった車が,板金することで蘇ったり,納屋に何年も置き去りになっていた車を洗車し,ワックスがけすることできれいになったりする動画を見ていた。また,動画に触発されてか,車をガソリンスタンドに持っていって,運転席や助手席のあたりが泥で汚れていたので,内部清掃したりした。動画と比べると,こんなことぐらいしかできないが,それでもきれいになったことで,気持ち的にはスッキリした。
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