日本の家電がおかしい。韓国や台湾,中国の製品に押されて,海外で苦戦中である。私が思うに,日本の家電は,農業で言うところのモノカルチャー化してきている気がする。単一的な機能に特化するあまり,世界的な流れに乗れていない。最近では,3D。立体で見えることを売りにプッシュしたが,価格が高かったこと,3D眼鏡を一人一人用意しなければならないこと等様々な要因が重なり,思うほど売り上げが伸びていない。それではと,今度は高精細を売りに,ハイビジョンより4倍も画素が細かな4Kという画素のテレビを売り出そうとしている。しかし,金額が百万を超えることもあり,私が思うにこれも売れないと思う。日本の家電は,元来このように,ある機能に特化して,売り上げを伸ばしてきた。その代表的な物が,テレビであった。画質を高め,価格を下げることで,国際競争力を高めたのだ。テレビの出始めの頃は,それで充分であった。しかし,他の国が,同じような製品を作れるようになった今,単一的な機能を追い求めるだけでは,売れない時代となった。では,これからのテレビに求められることは何か?それは,テレビの多機能化である。これからのテレビは,放送を受信して映すだけでは物足りない。最短では,録画機能。これは,最近のテレビに搭載されつつある。それに加え,ネットサーフィンが快適に行える物が求められる。つまり,これまでパソコンに求められてきた物が,テレビに求められている。もっと言えば,テレビとパソコンと,これまで住み分けられていた物が,合体し,一つの製品として捉えられるようになる。さらに,これだけでは,収まらない。それに加え,ネットを介した動画や音楽などのコンテンツを購買できるようなサイト(iTunesやfulu,mora等)を扱えるような製品作りが求められている。それには,家電業界だけでなく,放送局や映画会社,音楽業界,すべてを飲み込んだ製品作りが求められている。その先駆けとなる製品が,再来年にアップルから出るようである。iTVと呼ばれているが,この製品こそ,次世代のTVの標準になると私は確信している。テレビ戦争に負けたアメリカが,再び力を取り戻すべく着々と準備をしている。日本のメーカーが,単一的な機能を追い求めるのをやめないと,日本のテレビに未来はない。
2012年12月23日日曜日
日常使う物の寿命は,3年!
最近,身の回りの物について考えることが多くなった。以前,日常使う物は,最低3つあればいいと書いたが,今でもその考えは変わっていない。シャツ,ズボン,下着(これはちょっと厳しいか?)等,最低3つあれば事足りる。それに加えて,最近感じるのは,衣料品は,3年で消耗するということだ。シャツ,ズボン,下着等,長く使っていると,色落ちしたり,ゴムが伸びたりして,大体3年で使えなくなってしまう。と考えると,衣料品を買う時に,3年使用することを念頭に置き,購入するといいということになる。それを,金額ベースに置き換えると,シャツは7000〜8000円,ズボンは10000〜15000円,下着は1000〜1500円程度である。これぐらいの金額であると,それほど無理をせず,買い替えられる。しかし,この金額より高いと,予算オーバーとなり,家計を圧迫する。また,安い商品を買うと,すぐに痛んだり,色落ちしたりして買い替えが必要になり,これまた家計を圧迫することになる。そう考えると,金額ベースを考えた買い物をする必要があると思う。ちなみに,衣料品の場合は3年だったが,パソコンなどの情報端末は5年,冷蔵庫や洗濯機などの白物家電は10年程が,買い替えの基準になると思う。
2012年12月22日土曜日
父の話03
亀津から,北に向かって車を5分走らせると,慰霊塔がある。戦時中,そこで富山丸がアメリカの潜水艦によって沈められ,その人たちを弔うために建てられた記念碑がある。この記念碑のことは,また後の投稿で書くことにする。その近くに,小さな廃墟がある。父の運転でドライブをしていたとき,突然こんな話が始まった。なんでも,そこは同じ職場で一緒に働いていた同僚の家だそうである。その家庭は,家族の仲がよく,その家自体も,休日を使って自分たちで少しずつ建てたそうだ。仲が良かった家庭であるが,ある日,その人の奥さんが浮気をしたらしい。夫である同僚は激昂し,暴力を振るった。自分の妻に浮気をされたわけだから,それは自然のことかもしれない。結局,妻が出て行く形で,家族は離散した。その後,同僚は,妻が出て行った寂しさからか自殺をしたらしい。その家には,子供たちも住んでいたのだが,家主がいなくなったので,その後どこかへ行ったそうだ。また,娘は,妻の方についていったのだが,原因は何かは分からないが,その娘も自殺をしたそうだ。普段は見落としそうな,小さな廃墟なのだが,そんないきさつがあったのかと思うと,なんだか物悲しい気持ちがした。
2012年12月15日土曜日
ショートカット
ブログを書いていると,日本語と英語を切り替えなければならない場面がよくある。特に,パソコン関連の情報を書こうとすると,英語の頻度が上がる。iTunes,Mac,CD,Windows等である。その度に,言語変換するのであるが,Macの場合,これが少々めんどくさい(といってもやり方を知らなかっただけなのだが・・・)。Windowsの場合,全角・半角キーもしくはalt+全角・半角キーを押せば,すぐに切り替わるのであるが,Macの場合,やり方がわからず,マウスを使って右上にある言語切り替えボタンを押しながらいちいち変換していた。パソコン関連の記事を書く時には,いつも不便さを感じていた。それで,これではいかんと思い,キーボードを使って入力する方法を探していた。といっても,先ほどの言語切り替えボタンのところに書いていたのだが・・・。ただ,私の妻が,キーボードに水をこぼしてしまい,現在Mac専用のキーボードではなく,Windowsのキーボードで代用している。だいたいのキーは同じなのであるが,機能キー(ctrl,fn,alt)の所が微妙に違っている。そんなわけで,書いてあったのだが,使えないでいた。それで,Macの機能キーがWindowsではどのようになるのかをネットで探すと,ネットにそのこととが書かれている記事が掲載されていた。さすが,ネットの時代である。記事を読み,実際に試してみると,あれやあれ簡単にショートカットすることができた。さて,これからバンバン書いていこうかなと思ったのだが,最近ネタ切れの感も呈してきた。
キーボードに関連する資料
キーボードに関連する資料
2012年12月1日土曜日
フライパン
皆さんは,昔,天文館にフライパンという定食店があったことを知っているだろうか?林田ホテルの裏で,2階にある小さな店だった。私がこの店を知ったのは,高校の部活の試合で,鹿児島に来ている時だった。店に入るには,脇にある小さな階段を上がっていくのだが,昼時には階段に人が溢れるほど並んでいた。ただ,店の人の対応が早く,10〜15分程待つとテーブルにつくことができた。先輩の勧めもあり,私はトンカツ定食を注文して食べた。これが,とてもうまかった。調理の仕方や揚げ方に工夫してあるのか固さがちょうどよく,サクサクしてとてもおいしかった。また,メインのトンカツもさることながら,それに添えられているキャベツとマカロニサラダが格別だった。キャベツには,フレンチドレッシングがかかっていた。田舎者の私だったので,フレンチドレッシングの存在すらしらなかった。また,キャベツは,スライサーで薄く切られていて,食べるとシャキシャキした。量も多く,高校生の私でも腹一杯食べることができた。その後,社会人となり,鹿児島市に行くことが何度かあったが,高校生の頃の味が忘れられず,市内にいくと必ずと言っていいほどフライパンで食事をしていた。しかし,訪れるたびに,客はいるもののその数が年々減ってきたなと感じた。天文館にも,ラーメン屋,牛丼屋,定食屋,そば屋等の飲食店が増え,名物店と言われた店であっても,その過当競争に巻き込まれた感があった。そして,何年か前に店を訪れると張り紙がしてあり,店が閉められていた。お気に入りの店だっただけに,私はとてもショックだった。それから,何年かいろいろな店でトンカツ定食を食べるのだけれど,フライパンの味を超えた店は未だに見つかっていない。
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