2010年9月29日水曜日

現代人は幸せか?

現代人は,幸せか?と聞かれると,果たしてそうなのだろうかと首を傾げることがよくある。東京で働いている知り合いは,夜11時まで働いていたという話をよく聞かされる。また,鹿児島の知り合いも,夜10時や11時までの勤務だったという話もよく聞く。しかし,1日は24時間,次の日の朝には,また仕事に出かけなければならない。1日のうち,いったい何時間自分の時間が持てるのだろう?考えただけでも,恐ろしい。一昔,いやも少し昔江戸時代ではどうだったのか考えてみることにする。その頃は,街頭などもないので,夜間勤務することは,物理的に無理である。そうすると,朝から夕方までの勤務であるから,8時間ほどが勤務時間である。肉体労働できつかったにしても,8時間もすると,仕事は終わりである。しかし,現代はどうであろう。10時間はざらで,ひどいときは12時間〜14時間という勤務である。いろいろな物に溢れ,物質的な面では豊かになったが,年中働いている状態である。それは,ありの巣の働き蟻のそれにとても似ている。私たちは,ありのそれを見て,せわしいと感じるが,雲の上から人間の働く様を見ていると,人も蟻もそれほど大差はないのだろうか。

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