5年生の気象の学習がある。進呈が早かったこともあり,気象について教科書だけでなく,パソコンを使った学習ができないかと考え色々探していった。すると,気象庁のページがヒットした。その中には,明日の天気や衛星写真,アメダス等,色々な情報が掲載されていた。その中で,過去のデータが掲載されているページを見つけた。気温,降水量,風向など,色々なデータが載せられていた。これは,授業に使えると思い,子どもたちにさせて見た。最初は,何も教えない状態でさせて見た。やり方を教えるだけでは,思考力を育てることができないと考えたからである。あちこち検索をかけるものの,中々必要な情報にたどり着けない。そこで,上の方に並んでいるタグの中で,各種データ・資料というタグをクリックすること,その後過去のデータ検索という項目をクリックすることを伝えた。ただし,そこにも関門があって,地域を指定しないとデータが出てこない仕組みになっていた。教えるか,教えないか考えあぐんでいると,数名の子がそれに気づいて,昨日のデータを見つけることができた。その子たちを起点に,次々にデータを見つけられる子が増えていった。その勢いをかって,自分の生まれた日がどんな天気だったかを調べさせて見た。天城小学校という地域であっても,鹿児島市だったり,東京だったりとそれぞれ生まれた場所が違っていた。その地域に合わせて,自分の生まれた日のデータを入力していくと,雨だったり,晴れだったり,天気もそれぞれであった。子どもたちも,自分の生まれた日がどうだったのかそのルーツを知ることができて,とても嬉しそうだった。発想を変え,ちょっとした工夫で授業は楽しくなると再確認することだった。さて,子どもたちだけでなく,自分の誕生日はどうだったのかと思い検索してみると,データは1976年からしかなかった。流石の気象庁も私の年代まで手が届かなかったと見える。ここでまた,自分の年齢を再確認してしまった。